収納力が劇的にアップする! 小上がり(ロフト)のススメ

リノベ豆知識

我が家の一番の特徴である小上がり(ロフト)についてピックアップしたいと思います。

ところで小上がりとロフトって何が違うのか……

なんとな~くなイメージですが、小上がりは上が主に天井が高くて有効スペース、ロフトは下が天井が高いというようなイメージです。

このイメージの元、我が家の仕様は一応小上がりとしています。

この小上がりは我が家(主に私)の強い要望により作成しました。高かったので導入を迷いましたがやはり作って満足です。

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住んで4ヶ月ほどの感想ですが

・小上がりのメリット

①収納力がアップした(すぐに使わないものが沢山入る)

②リビングに階段がありアクセントになる(スキップフロアの感覚)

③小上がりからの眺めが目線が高くなって良いこと(馬鹿と煙は高いところがすきとはいうけれど)

④適度な天井高でお篭り感がある(立っても一応頭はぶつけません)

・デメリット

①値段がたかい!(制作費は安くても数十万はかかります)

②小上がり上のエアコンの利きが悪い(とくに冷房。あったかい空気は上に行きます)

③音が響く(太鼓効果?)

確かに制作費用は高かったのですが、それに見合うだけの延べ床面積がアップする感覚があってとても満足度は高いです。

横は限りがあるので縦の使い方を考えれば小さい住宅でも快適に住めるのではないかと思います。

だって1㎡広くなるだけで購入価格数百万は価格がアップするのに数十万で倉庫分の広さが確保できてしまうのですから…

ほら?小上がりが欲しくなってきたでしょ。

これから小上がり(ロフト)をリノベしようとお考えの方に設計する上でのアドバイスを少し。

小上がり(ロフト)を設計する際の注意点

①天井高を考えよう

まずは設置する場所の天井高が大事です。

日常的に利用する部屋ならば頭をぶつけない高さがあったほうが使いやすいです。

自分の身長+10cmは確保したほうが使いやすいでしょう。

その上で物置にする部屋は這って入れる高さを確保するならば600~700は必要です。

さらに2階床となる部分の厚みが+100、天井組むなら+100、床も組むなら+100

身長160cmの人が快適な小上がりを制作するなら

1600+100+700+100+100+100=2700mm

2700mmの天井高さが必要になります(スケルトン状態で)

で、この高さの天井高を確保している中古マンションって結構少なく平均的な高さが2400mm位が一般的なようです。

組み床、組み天井にして2400ならば取り払えば2600くらいにはなるのでしょうか。

比較的新しいマンションでしたら床暖房を入れている関係で組み床にしているでしょうから割と大丈夫だと思うのですが、古いマンションだと直床・直天のほうがおおいかと思います。

それで2400だったらちょっと厳しいところですね。

そういった場合は少し段差(300~400くらい イスくらいの高さがおすすめ)をつけて引き出しや上からモノを出し入れできるような小上がりを作るとよいと思います。

②建築基準法に注意

実はロフトには規定がありまして、

小屋裏物置等の最高の内法高さが1.4m以下であること。

なお、上下に連続する小屋裏物 置等にあっては、内法高さの合計が1.4m以下であること。

ということが決まっています。

つまり1.4mを越えると2Fとみなされてしまうのです。

また面積も居室部分の面積の1/2以下と決められています。

例えば部屋の高さが3000のところにロフトをつけたとき

下が1400、上が1500、直天・直床、間の床を100取ったとしたら、これは建築基準法違反で2階建てとみなされてしまいます。

これが下が1000、上が1900 とかでしたらOKですね。

また6畳ワンルームの部屋に3畳以上のロフトを制作するというのもNGです。

まぁ、普通のマンション70平米ほどで35平米以上のロフトを作る人なんていないと思いますから大丈夫でしょう。

天井高さも特別な億ションとかでもない限り上下1400以上を確保できる天井高の部屋はないかと思うので大丈夫だと思います。

一応こんな法律があるよということを気に留めていただければと思います。

小上がりのかわりになるもの

さて、小上がりを作ろうとおもっていざ見積もりしてみたら高くて断念…というケースもあるかと思います。

実際我が家の小上がりも驚きのお値段で。でもそれ以上に価値があると判断して設置しましたがかなり迷いました。

別の方法で安く仕上がるのではないかといろんな方法も検討しました。

そこでお手軽に小上がりを作る方法をご紹介します。

①畳みベッドを敷き詰める

ガス圧式の畳みベッドを購入して部屋に敷き詰める方法です。

ベッドはこちらを検討していました。

ガス圧式なので、下にモノを入れても取り出しやすいし大容量です。

部屋の隅にちょっと置いて畳スペースを作るのにも向いているかと思います。

②ユニット畳

こんな風に組み立て済みで座面下が収納になっているタイプのものです。

組み合わせで広さも調節できます。真ん中をあければ掘りごたつにも

しかし、こういったものって「和」なんですよね。フローリング仕上がりのもっと「洋」のものがあればいいのにと思います。

メーカーさん企画して……!

③自作する

DIYです。2×4の木材を柱にして組んでボードを張って床材張ってできあがり。

上は置き畳みを蓋に使用すれば下にモノを入れて取り出すのもらくだと思います。

広さにもよりますが恐らく10万ほどでできるかと思います。

DIYに自信がある方はお勧め。

まとめ

基本的には重量物を置いたり人が乗る場合、加重計算をされた市販品やプロにお願いしたほうが良いかと思います。

何か事故があった場合大変ですので。

部屋が荷物で溢れている~収納スペースをなるべく確保したいというお宅には小上がり・ロフトはとてもお勧めです。

リノベーションを検討されている方にはぜひともお勧めいたします。参考していただけると幸いです。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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