注文住宅を作るように内装を好きなように組み立てることができるのがリノベーションの魅力。
でも好きなものを好きなだけ盛り込めば、当然費用は嵩みます…
あっという間に数百万円追加~なんてざらです。
費用を削減するには、既存を生かす!のは一つの方法になります。
我が家の例も交えてまとめてみました。
既存を生かす 壁 床など
我が家は完全にスケルトンにしてしまったのでこの方法は用いなかったのですが、
既存壁を取り壊さないでそのまま使用するなどすればだいぶ費用は抑えられます。
でも少しでも変更…
たとえば、ドアの場所を変更したり
収納をなくしたり
部屋の仕切りの位置を変えたり
床の段差をなくしたり
そんなことをすれば、スケルトンをしたほうが良いよってことになります。
なぜか…その変更の分だけ床は張りなおしになるから
見た目にこだわらないならその部分だけ違う素材で良いわ~でもいいかもしれません。
でもリノベを考えてる人がそれでいいの……!?っていう。
せっかくやるならきれいにしたほうが良いです。
その部分だけ直すために養生もするのが大変です。
他の部分はきれいに残すって事は職人さんも気を使うらしく作業スペースも限られます。
実際、費用が高くなりそうで、既存壁を生かしてこの壁を取っ払って、ドアここにつけなおして~と簡単に見積もってもらいましたが100万くらいしか安くなりませんでした…いや、100万もなの……か?
施工会社も一度きれいに取り払って一から作ったほうがやりやすいらしく、こちらとしてもそこまで変わらないなら全部スケルトンにするか…という話になったのでした。そのほうが自由度高いし。
もちろん、施工会社によって得意不得意もあるようですし、既存をうまく活かせば費用削減になることは間違いないです。
結局はどこまでやりたいか…によってきてしまうので難しいですね^^;
既存を生かす 配管
古いマンションですと配管が昔ながらの亜鉛メッキ鋼管などが使われています。築25~35年で配管の改修が必要になるようです。
腐食などがおきると最悪漏水などの問題が起きてしまいます。
リノベの際にスケルトンにすることを強くお勧めされたのはここを更新するためなようです。
共用部分はもちろん大規模改修の範囲なのですが、個々の占有部分にある配管はそれぞれ所有者の責任部分となります。
なのでリノベーションの機会に配管やり替えを行った方が結果的に費用が安くつく場合があります。
我が家の配管は現在のマンションでも使われている硬質塩化ビニール管で、劣化等も確認できずまだまだ耐用できるとの判断で交換はしませんでした。
これによって数十万も費用が浮きました。よかった…
既存を生かす 給湯器
我が家の給湯器はガス式です。古いマンションだと電気給湯器のタンクが部屋の中にどーんとあったりもします。
これにも耐用年数があって、大体家電と同じく10年~15年くらいで交換が必要になってくるようです。
運のいいことに、前の持ち主さんが数年前に更新してまだ新しい状態でした。
なのでこれも既存を利用~
交換するだけで10万くらいかかりますからね。ありがたい!
既存を生かす 建具など
とあるリノベブログなどでドアなども結構かかるので、建具を残しておいて再利用する方法などもありました。
我が家も試そうと思ったのですが、そもそもリノベ費用は㎡単価が決まっているプランで、ここを削ったところで大きな変化はあまりないもよう…
極端なことを言えば部屋数を増やして3LDKではなく、5LDKにしても費用はかわらないんですよね。(1部屋が超狭くなりますけど…)
また、ドアはドアだけでなく、まわりの木枠も必要で、それをきれいに取り外す手間もありますし、取り外したものの保管場所の問題もあります。
単純に費用が安くなるわけではないようです。
なので我が家はこの選択はしませんでした。
既存を生かす 水周り
リノベ費用の大半はこの費用になります。
キッチン、お風呂、洗面、トイレのことですね。
トイレくらいは残してもかまわなかったかな…と思いますが全部スケルトンにして取っ払うのでそれだけ残すのも工事の妨げになるだろうと思って全て変更しました。費用削減は標準品選ぶことで余計なプラス費用がかからないように調整。
場合によってはできるようなので、そのままでよければだいぶ削減できるとは思います。
おそらく総工費の1/3~1/2くらいはこの水周り費用だと思うので…
でもここを変更しないなんてリノベの意味がない!
…と個人的には思います。築年数がとても浅かったりリノベ済み物件を再度リノベするくらいでなければ、キッチンのグレードを下げたりする方向で費用削減したほうがいいのではないかと。
ちなみによくある水周り4点リフォームパックは工事費込み200万くらいなようです。(グレードによってかなり違いますが…)
我が家が選んだグレードのものだと250万くらいかなぁ…(特にキッチンが高い)
まとめ
既存のものを活かせば費用削減効果はありますが、スケルトンリノベーションをする場合は足かせになる場合もあり!
自分の理想と照らし合わせて悔いのないリノベーションを成功させてくださいね~!
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