リノベーション費用を抑える方法その2
今回は施主支給についてです。
前回の記事はこちら
施主支給とは
施主が自分で商品を手配し、施工会社に取り付けてもらうこと
をいいます。つまり自分で楽天などで商品を発注して工事先に持っていったり送ったりして取り付けてもらうことになります。
メリット
・施工業者が用意するよりも安く手に入ることがある
(発注にもマージンが入るので、割高になる場合がある。自分で購入するとポイントなどによって安くなる場合がある)
・施工業者が扱えない商品を入れることができる
デメリット
・ものによってはまとめて仕入れたり、業者用の割引価格があるため節約にならない場合がある
・取り付けけ費用を別途徴収する事がある
・業者が指定する納期に間に合わせたりと手配が大変
・不具合があった場合、手配したものが悪いのか、工事の仕方が悪いのか責任の所在がわかりにくいためうやむやになりやすい
そのため施工業者によっては施主支給を断っているところもあるようです。
このように割りとデメリットも多いし、多忙な中どれだけ時間やパワーを費やせるかが施主支給のカギとなってきます。
よほど気に入って入れたい商品だったり、価格差があったりする以外は施工会社にお任せしてしまうのが楽なことが多いかなぁというのが感想です。
施主支給の進め方
施主支給をするにあたっての注意点や確認事項をまとめてみました
工事の責任範囲を明らかにする
施主支給で取り付けた機器や部材に問題が起きた場合の責任の所在、メンテナンス窓口などを明らかにしておきましょう。
おそらくここが施主支給することによって嫌がるポイントです。
どこで購入するか、納期は問題ないかなどチェックしておくとスムーズです。
工期をチェックし手配する
納品は早くても工事現場はスペースが限られている場合も多いので、邪魔になります。
遅くて間に合わなかったりすると、工期に影響が出ます。(場合によって取り付けに専門の方を手配することもあり人件費がかかることもあるでしょう)
工事が円滑に行えるように配慮する必要があります。
初期不良や部品に不足がないかチェックする
初期不良や納品間違え(型番など)が間違っていないか、手配した施主側で検品を行うようにします。
我が家の施主支給品
上記のことを考慮したうえで施主支給したものは下記のもの
キッチン
・コンロ
・水栓
キッチン選定の回でも記載しましたが、コンロと水栓を施主支給することにしています。
本当は食器洗い乾燥機も施主支給したかったのですが、メーカー側でNGでしたので断念。
取り付け費用は別途かかってしまいますが、ポイント等も考慮すると5万くらいの削減になったと思います。
値引率が悪いシステムキッチンの場合お勧めかもしれません。
リビング
・シーリングファン
リビングにはシーリングファンを取り付けようと思っています。
普通に購入して自分たちで取り付けようかと思っていたのですが、天井はコンクリート現しになる予定でそうなると素人が簡単に取り付けられるものではなさそう…
なので取り付けをお願いすることにしました。
同じ会社の照明器具を導入しているのもあって、手配していただこうと思いましたが、自分で手配したほうが安いですよ~との声で取り付けだけお願いすることにしました。
なお、そのほかの照明器具はダウンライトなど埋め込むものは別として、自分たちで取り付け予定です。(それぐらい自分たちでできますしね)
施主支給を諦めたもの
タオルバー ランドリーバーなど
これはカワジュン製のもので、トイレのペーパーホルダーなども標準品がこちらの製品でした。
単価も安いものなので、自分で手配してもお願いしてもそこまで差があるものでもありません。
ならばお願いしたほうが楽なので…もしこれが、とある作家の品など施工会社で手配ができないものでしたら施主支給をおねがいしたかもしれません。
まとめ
コストダウンになるからといって施主支給を考えていると、それに伴う別の費用を見落としして結果的にコストアップすることも。
必ず見積もりして、それによって伴う自分たちが請け負う時間や手間を考慮し、こだわりたい部分に施主支給を検討するのがよさそうです。
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