前回の記事はこちら。
本日は取付けをレポートいたします★
問題発生!ふかし枠が取り付けられない!?
インプラスの場合、内窓を取り付ける外窓枠の幅が70mm必要になってきます。
これは内窓のサッシの幅が70mmだからなのですが、我が家を計測したところ60mmしかありません。
こういう場合、ふかし枠といって外窓枠を拡張する材料が必要になります。
窓はかなりの荷重がかかるので、内窓の窓枠がはみ出てしまうと脱落事故の原因になったりして危ないので、はみ出る場合は必ずふかし枠が必要になってきます。
何も考えず最初注文してしまったのですが、ふと同じ仕様であるはずの取り付け済み窓をみてみると、このふかし枠を使っていないんですよね。
よくよく見てみると…既存サッシの見切材(?っていうのかな)プラスチックの部分を取り除いて取り付けてありました。
確かにあと10mmほどあればふかし枠なんて必要なく、このプラスチックの段差さえ解消してしまえば既存サッシに少し重なる形にはなりますが取り付けられなくも無い。
しかも、よくよく窓をみてみると、外窓枠とカーテンレールまでの高さが少なくふかし枠を取り付けできない疑惑が浮上しました。
これはどうするか……
案としては
①既に付いているものと同じように見切り材を切り取って強引にはめ込む(ふかし枠を使わない)
②ふかし枠を取り付けてみる。上部は使わず飛び出た形になる(上部5mm~10mmの枠が無く強度的に不安)
迷った結果、①案を採用!
2窓分のふかし枠代1.5万と処分費が勿体無いですが、それですっきりと収まるのであればそちらのほうが良いとの判断です。
既存サッシのアルミ部分に一部重なりますが、既存施工分がそのような仕様になっているので、窓の開閉にも支障がないのは確認済み。
見切り材を除去する
まぁ、これがまた大変な作業だったのですが……
プラスチックみないな素材なのですが、窓枠に食い込んでいて見た目とは裏腹に大変な作業です。
ペンチやカッターを駆使してどうにかはめ込み出来る分を削りました。
うまく削れないので窓枠はこんな惨状^^;
あ~~せっかく綺麗にシート貼りしてもらったのに^^;
ど…どうせ内窓で隠れるからまぁ良しとしよう。恐らくまたリノベをしない限りここを変更することはないと思います。
窓枠の取り付け
こうして取り付けられる準備ができたので、窓枠から取り付けていきます。
まずは縦部分から。
窓枠の外側にあわせて付属の木ネジを打ち込んでいきます。(できるなら下穴をあけてからのほうが良いかもしれません。我が家はそのまんま打ち込みましたが…)
そして横の部材をたわませてはめ込みます。
さて、ここで寸法の正確さが顕著にでてきます……
前回 5mmくらいの差であれば枠の長さにあわせた方が良いと記載しましたが、窓枠に対してちょっと短い寸法で手配してしまうとこのようにスキマが生じます。
こんなかんじ。
私の計測が正確でなかったせいもあるのですが、このスキマ。結構厄介なんです。
そもそも断熱化は「密閉する」ことがかなり重要なのです。
日本の窓は引き違いが多いのですが、この方式ってレールを使うので隙間が生じやすくそこから冷気が流れ込んだりする原因になるのです。
対して寒い北欧の家などは横軸回転窓などで窓ががばっと全部外れるようなものや開き窓が主流。こっちのほうが気密性を保てるのです。
さらにパッキンなどで徹底的に密閉しています。
スキマがあるとそこから容赦なく冷気が流れてくるのです。
事実、わがやのこのスキマに手を当てるとひんやりとした空気が流れてくるのが判ります……
あぁ……もう少ししっかりと測量していれば……後悔しても仕方がないのでこの部分はあとで何かで埋めることにしますが。
正確な計測がなによりも失敗のない施工を実現します。
不具合発生!?内窓の取り付け
窓枠を取り付けられたらもう作業は終わったも同然です。
あとは窓をはめるだけなのですから。
………あれ、窓が曲がっているのですが………
上部は閉まるのに
下部は閉まらない。
おかしい。しっかりと閉まりません。
がたついていて上と下の位置が合わず斜めになっているような気がします。
2窓分作業したのですが、1つの窓の片方(クレセント受け側)だけガタガタしています。
おかしいなぁと思って取り外してチェックしたところ、サッシ枠の部分が割れています。
どうやら高さも違うみたい?
梱包はかなり厳重にしてあったのですが、輸送中に事故ったのでしょうか。それとも初期不良?
とにかくこのままでは落下の危険もありますし、なによりも使えないので購入したサッシ屋さんにご連絡。
後日交換の手筈を整えました。
こういう事もあるので、届いたらなるべく早くに取り付け、もしくは検品したほうが良いと思います!!
※後日届いた交換品はぴったり閉めることが出来ました。
クレセント位置の調整
最後にクレセントの位置を調整します。
しっかり閉まる位置にクレセントを調節すれば良いだけ。この辺は初期位置でも大丈夫なことが多いかと思います。
ただ、我が家の場合若干窓が反っているのか窓を押し付けないと鍵が閉まらないんですけど……位置が悪いのかな…
まぁ、あまり開けない予定なので困らないですけどちょっと気持ちが悪いですね^^;
まとめ
と、このように失敗もありましたが、なんとか設置が完了しました。
これで学んだ事をまとめてみました。
①完璧に仕上げたいのであれば、業者にお願いすること
不具合があってっも責任の所在が業者にありますし、綺麗に施工できると思います
なによりプロですから…安心感を買うのも良い選択かと。
②内窓を綺麗に施工するコツはなによりも寸法の計測であること
おすすめなのは寸法を測るのをやってもらって自分で取り付けること。
設置はぶっちゃけ寸法どおりにできていれば電動ドライバで留めるだけなので難しいことはないと思います。
これで無駄な出費が抑えられると思います。
ただし、我が家みたいに届いた商品に不良があることもありますから納品チェックは怠らずに。
③寸法測定・取り付けの人員は2名を確保すること
計測も取り付けも1人だとかなりの重労働です。ガラスが割れる可能性もあるので、取り扱いは慎重に。
できれば男手がほしいところ。
我が家の失敗を教訓にセルフ内窓(インナーサッシ)取付けの参考にしていただければ幸いです。
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